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1.概要
表面波探査により求められる地盤情報は、深度ごとのレーリー波速度である。レーリー波は人工振源(起振機)により、地表面に上下振動を与えると地盤中に発生する。その性質として、伝播する深さが、周波数によって規制される分散性を有している。したがって、種々の周波数の波を発生させることにより、各深さごとのレーリー波速度を精度よく求めることができる。
レーリー波速度は、地表面に設計された2個の検出器により検出された位相差(時間差)と、検出器間の距離より、平均値が求められる。レーリー波平均速度が測定されれば、各種解析により、各層ごとのレーリー波速度を計算することが可能であり、又、レーリー波速度とS波速度は近似した値を示すため、S波速度とqa(地耐力)の相関関係式を用い各層ごとのqa(地耐力)を推定することができる。

2.測定方法
測定システムの構成を下図に示す。
測定地点に起振機E、検出器A,B,Cを一直線上に設置する。起振機Eを使って、地表面を上張方向に加振することにより、起振機周辺に表面波を発生させる。振動数は5Hz〜200Hz程度で低周波数から高周波数へ順に変化させる。
地表面付近を伝わる表面波の上下振動を、一定の間隔Lで設置した3個の検出器A,B,Cで検出する。検出された信号は信号処理部で種々の処理を経て、最終的にA,B地点、B,C地点、A,C地点を通過するレーリー波の時間差Δt(f)が算出される。そして、時間差Δt(f)と検出器間隔Lより、レーリー波の平均伝播速度Vr(f)と深度D(f)とが計算され、画面上にはA−B間、B−C間、A−C間の3種のD−Vr曲線が表示される。調査員は3つのデータを比較し、良好なデータを採用する。
レイリー波検査状況概要
レイリー波検査状況概要

地盤調査結果
地盤調査結果

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